エジソンより特許を持たれていた日本の真の特許王「伴五紀」(ばん いつき)氏が平成15年7月26日に亡くなられた。特許の数は2350件あり戦後の日本の企業の発展のためにと言うことで、特許料をうるさく言われず、静かに亡くなられた。
私は株式会社セコー技研の所有する2350件の交渉権を平成14年5月から3年間委任を受けたことがある。
伴先生は、「自分の所有する特許の使用権を売り、財団法人をつくりたいので、協力して欲しい」と言うことであった。
伴先生が発明された特許の製品で、現在数千億になっている企業は数えきれない。
企業との守秘義務もあるので、余り詳しい話は出来ないが、後年先生は、「自分の特許権をちゃんと主張して特許料を取りたい。君に、特許交渉権を書くので、各企業を廻ってほしい」と言う事であった。
残念ながら、この晩年の伴先生の願いは、叶えることが出来なかった。伴先生の特許を使用している企業は大変な恩恵を受けたことになる。
又21世紀の未来に、伴先生の特許は、はかり知れない可能性を秘めている。
ある時、伴先生に、未来に可能性のある有効な特許の説明書を書いてもらったことがある。今後未来に製品として生まれれば先生のご供養になるであろう。そしてこの特許の権利は、伴先生のご家族とその関係者にゆだねられている。
セコー技研(伴 五紀)氏の所有する有効な特許の説明書
[伴 五紀氏よりの資料]
1.
ACーDC コンバーター[特開平2−13293 特許2727325号]
交流を直流とする装置で、従来の手段より大きさが違い価格が安価となる
2.
ファンモーター[特開平1−248988 特許2655270号]
効率が良く従来の手段の2倍となる。ICの冷却用のファンとして利用すると5倍の冷却効果がある。
3.
VRモーター、リニヤモーター、リラクタンスモーター、リラクタンスリニヤモーター[特開9−37591]
マグネット使用の直流モーターの3倍の出力がある。飽和トルクが無く短時間であれば10倍以上のトルクが得られる。
4.
パワーウインドウ[特公平7−67308]と電動パワーハンドル[特開平7−246944]
現在使用されているものはすべて株式会社セコー技研[伴五紀]氏の所有するパテントを侵害する可能性がある。
5.
電動車関係[特開平5−131949 特許3002902号]
段差を乗り越える技術が開発されている。
6.
1個の位置検知素子で3相直流モーターを駆動する手段がある。小型化、低価格となる。位置検知素子は経5ミリメートル20ターンのコイルでよい。
7.
インダクタンスコイルの通電制御装置[特開平3−98461 特許2799886号]
小容量のコンデンサをインダクタンスコイルに並置することにより、コイルに流入する電流とこれを切断する電流の時間巾を著しく小さくできる。[モーターの基本特許]
8.
7項の手段により直流モーター特にVRモーターの回転速度を100倍とすることが出来る。
9.
電動自転車[特開平6−183389]
駆動装置としてVRモーターを利用し、電動機の正逆転により2段階変速する。この2段階変速装置は歯車1個を付加するのみで構成され、安価にできる。
10.
7項の技術を利用することにより、毎分20000回転の高速電動機ができる。
11.
大出力で長時間運転できる整流子型の電動機ができる。長時間とは従来のものの3〜5倍の耐用時間となる。[特開平8−298753][特開平4−71357 特許2964417号]
12.
振動発生装置[特開平4−101645]ポケットベル、携帯電話の振動発生装置である。
13.
リラクタンス型3相高速電動機
7項の技術を利用することにより、高速化[20000回転]ができる。
14.
自動車バッテリーによる負荷伝達装置
7項の技術利用により効率を上昇することができる。ガソリンの残量計と同じく%表示のバッテリー残量計ができる。
15.
回生制動のできるリラクタンス型電動機[特開平3−98489 特許2071810号]リラクタンス型電動機の唯一の欠点は回生制動できないことであるが、この欠点を除去する手段を発明した。
16.
内燃機関走行車をセルモーターを利用して走行させる手段[特開平4−358766]でガソリンエンジンが故障したとき、自動車をセルモーターで走行する手段である。
17.
自動車の慣性走行装置[特開平6−241243]
アクセルペタルを踏み込むと自動車が加速され、もどすと、慣性走行する。必要があってブレーキペダルに足を乗せるとエンジンブレーキペダルに足を乗せるとエンジンブレーキが作動する。この手段によるとガソリンが70%倹約できる。
18.
電動運搬車[特開平6−319209][特開平7−108845]
工場内で重量物を運搬する為の小型電動車である。1本のレバーの端子を手を摘んで押す、引く、左右に回して押す、引くことにより対応して電動車が運転される。
19.
差動スターギア装置
周知の差動ギア装置をスターギアに適応した装置で、スターギアの減速比が、著しく大きくなる。
20.
電動自動車駆動源となるバッテリーの通電と充電は1日1回は必要となる。このための手段を極めて簡素化したものである。[特開平7−137544]
21.
電動自転車の駆動装置[特開平7−165133]
電動機による車両の回転トルクと人間の足による回転トルクの比率を手動により変更して運転できる手段を付加したものである。
22.
リラクタンス型リニヤ電動機[特開平9−291881]
液体へ移送装置として利用すると、モーター駆動部と移送ピストンが兼用される。従って小型安価となる。
以上伴先生から頂いた資料による。又2350の特許資料も膨大なものであった。せっかく先生から頂いた2350に及ぶ特許の交渉権の委任状も無になってしまった。